この記事のポイント
茨城県の潮来市は水源の豊かな街であり、古くから水路が張り巡らされていました。
こうした水路を使って人やモノが行き来していたのですね。
現在も潮来市には水路がよく残っており、水の国として栄えた頃の面影を色濃く残しています。
潮来市でこうした水路を満喫するには徒歩や車で橋をめぐるのも良いですが、せっかくならば舟で水路に沿って街をめぐりたいですよね。
そうしたときに是非とも利用してほしいのが「十二橋めぐり」です。
潮来市には2つの十二橋めぐりがあり、それぞれ違った景色を楽しむことができます。
今回の記事では潮来市で多くの人に親しまれている十二橋めぐりについて解説します。
あなたも潮来市を訪れることがあれば、是非ともトライしてみてください。
水路から望む潮来市の風景はきっと心に残るはずです。
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2つの十二橋めぐり
冒頭でも述べたとおり潮来市には2つの十二橋めぐりがあります。
それぞれ以下のとおりです。
- 前川十二橋めぐり
- 加藤洲十二橋めぐり
どちらも十二は橋をめぐる点は変わりありませんが、コースが異なるため水路から眺めることのできる光景も異なります。
2つの十二橋めぐりを体験して、雰囲気を比べてみるのも面白いですね。
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前川十二橋めぐり
はじめに前川十二橋めぐりについて詳しく解説していきましょう。
前川十二橋めぐりは昭和46年に一つの橋が姿を消したことをきっかけに始まったイベントです。
過去の潮来市には今以上に水路が張り巡らされ、人が渡るための小さな橋が無数にかけられていました。
しかし現代に至る過程で街が整備され、車もふえて、水路や小さな橋は徐々に姿を消していったのです。
「水雲橋」もそうして消えゆく橋の一つでした。
しかし水雲橋は住民によく親しまれていたため、一度は姿を消したものの再建の試みが始まったのです。
そうして水雲橋の再建を皮切りに、潮来市の生命線である前川に新しい橋が次々とかけられていって現在の潮来市の名所となる「十二橋」が誕生したのです。
このように前川十二橋めぐりは、消えゆく昔の面影に対する住民の想いから誕生したものなのですね。
現在は川幅のある前川をめぐるため、開けた美しい景色を楽しむことができます。
前川十二橋めぐりでめぐる橋
前川十二橋めぐりでは、以下の十二の橋をめぐります。
- 前川水門橋
- あやめ橋
- 雨情橋
- 思案橋
- 水雲橋
- 潮音橋
- 天王橋
- 出島橋
- まこも橋
- 千石橋
- 上米橋
- 前川橋
こちらの橋の順番は北利根川から前川をさかのぼったものとなります。
件の水雲橋は上から5番目にありますね。
また「雨情橋」「思案橋」のようにとても美しい名前の橋も見逃せません。
潮来市はそもそも水の街であり、市の花は雨の似合うあやめ(花菖蒲)です。
このように潮来市と水の縁は切っても切れないのですね。
前川十二橋めぐりの料金と時間
前川十二橋めぐりは通年運航しています。
料金とかかる時間は以下のとおりです。
前川十二橋めぐり | |
料金 | 5名まで 一艘:5,000円
5名まで 一人:1,000円 |
時間 | 30分コース |
後述する加藤洲十二橋めぐりと比べると、前川十二橋めぐりは短い時間で水路を楽しむことのできるコース設定となっています。
はじめての水路めぐりならば、前川十二橋めぐりがおすすめです。
同じ舟に乗ることができるので、家族みんなで楽しめますよ。
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加藤洲十二橋めぐり
続いて加藤洲十二橋めぐりについて紹介していきましょう。
加藤洲十二橋めぐりはその名のとおり「加藤洲」地区にある水路と橋をめぐるものです。
加藤洲は茨城県潮来市と千葉県香取市の県境に存在しており、同地区を流れる新左衛門川にかかる橋をめぐります。
加藤洲の歴史は非常に古く、整地がなされたのは1626年というから驚きです。
はじめは新しい田の開発のために作られたものなのですね。
こうした名残は、茨城県が関東を代表する米どころである点に今なお残っていると考えられます。
整地後は一島二戸で生活がなされており、隣の区画に赴くために水路にかかる橋が必要だったのです。
こうして十二の橋が生まれました。
加藤洲十二橋めぐりと前川十二橋めぐりでは「思案橋」のみが共通していますが、他の十一の橋は別のものとなります。
加藤洲十二橋めぐりで舟がはしる水路は生活に密着するかたちで使われていたものなので幅も狭く、当時の街の面影を色濃く残しています。
加藤洲十二橋めぐりでめぐる橋
加藤洲十二橋めぐりでは以下の十二の橋をめぐります。
- 思案橋
- 憩いの橋
- 偲ぶ橋
- 金宝樹の橋
- 藤見の橋
- 見返りの橋
- 水仙橋
- 子育ての橋
- 想い出橋
- 十六夜橋
- 行々子橋
こちらも美しい名前の橋が並んでいますね。
「十六夜橋」は「いざよいばし」と読みます。
「見返り橋」を通った当時の人は、ふと後ろをふりかえることが多かったのでしょうか。
なんとも想像力を刺激される素敵なネーミングです。
加藤洲十二橋めぐりの料金と時間
加藤洲十二橋めぐりも通年運航していますが、3つのコースがあります。
料金とかかる時間は以下のとおりです。
加藤洲十二橋めぐり | ||
Aコース | 料金 | 5名まで 一艘:7,000円
5名まで 一人:1,400円 (団体5名以上の場合) |
時間 | 70分コース | |
Bコース | 料金 | 5名まで 一艘:6,000円
5名まで 一人:1,200円 (団体5名以上の場合) |
時間 | 60分コース | |
Cコース | 料金 | 5名まで 一艘:5,000円
5名まで 一人:1,000円 (団体5名以上の場合) |
時間 | 40分コース |
以上のように料金と時間の異なる3つのコースがあります。
すでに前川十二橋めぐりを経験しているならば、加藤洲十二橋めぐりでは是非とも70分のAコースを選んでほしいと思います。
前川十二橋めぐりとは雰囲気の異なる狭い水路をじっくりと探索できるでしょう。
水路の両側から花が垂れ下がっている光景はきっと目に焼き付くはずです。
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まとめ
いかがだったでしょうか?今回は潮来市の名イベントである「十二橋めぐり」について紹介しました。
十二橋めぐりには、以下の2つがあり、それぞれ異なった雰囲気を楽しむことができます。
ココがポイント
- 前川十二橋めぐり:開けた前川から抜群の展望と共に水路をめぐる
- 加藤洲十二橋めぐり:生活に使われていた狭い水路とともに当時の面影をめぐる
どちらもまさに一見の価値のあるものなので、是非とも十二橋めぐりにトライしてみてください。
水とともに発展してきた潮来市の歴史を文字通り肌で感じることができるはずです。
潮来市は東京から日帰りで訪れることもできるので、十二橋めぐりがお出かけのメインイベントとなること間違いなしでしょう。