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この記事のポイント
茨城県といえば納豆が有名ですよね。
納豆の発祥地は複数あるにもかかわらず、茨城県の水戸が有名になったのには理由があります。
その気になる理由をご紹介しますね。
また茨城では、納豆の生産量が日本一なんですよ。
お取り寄せ可能な美味しい納豆を5つご紹介しますので
最後までチェックして下さいね。
ご飯のお供として、健康食品として欠かすことのできない納豆は茨城県のものが有名です、特に水戸納豆といえば、泣く子も黙る納豆の王様。
このように納豆の生産地として有名な茨城県ですが、なぜこれほどまでに茨城県の納豆は美味しいとされているのでしょうか。
今回の記事では、茨城県の納豆について紹介していきます。
茨城県の納豆が美味しい理由に始まり、お取り寄せ可能なおすすめの茨城納豆も紹介していくので、あなたの納豆ライフをより豊かにするために参考にしてみてください。
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納豆発祥の地には複数の説がある
はじめに納豆の歴史について確認してみましょう。
茨城県の納豆が美味しい理由について考えをめぐらせると、第一に思い浮かぶのが「茨城県の納豆文化は歴史が古く、それだけ納豆作りのノウハウが優れているから」という答えではないでしょうか。
しかし、実は納豆発祥の地については大きく分けて以下の3つの説があるのです。
納豆発祥の地
- 茨城県
- 秋田県
- 熊本県
いずれも平安時代から室町時代にかけてのもので、煮た大豆を馬で運んでいたところ偶然に大豆が発酵して納豆ができており、食べてみると美味しかったというものです。つまり馬の体温や気温が大豆を発酵させるために適切な温度となっており、その結果偶発的に納豆が生まれたのです。
ちなみに馬の体温は37度~38度、大豆を発酵させる温度は40度前後となっています。
当時の日本は夏であっても気温が40度となることは決して多くなかったことを考えると、馬の体温が納豆を生んだと考えてもよさそうですね。
このように納豆発祥の地には3つの説があり、必ずしも茨城県だけが納豆について古い歴史を持っているわけではないのです。
ただし、明治時代に茨城県で納豆が爆発的に流行ったのは事実です。次は明示に行われた納豆のマーケティングについてみてみましょう。
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笹沼清左右衛門が水戸で仕掛けた納豆マーケティング
このように茨城県は納豆発祥の地として確固たる地位を築いているわけではありません。
そして納豆とともに水戸の名が語られるようになるのは明治になってからとなります。
明治時代、水戸に笹沼清左右衛門という人物がいました。
彼は古い文献で知った納豆という食べ物を水戸の名物にしようと試みていたのです。
そして、いくつもの失敗を重ねて完成した納豆を1889年に開業した水戸鉄道の水戸駅前で売り始めたところ、瞬く間に評判となりました。
この手法はまさに現代に通ずるマーケティング方法ですね。
笹沼清左右衛門は当時の技術の最先端である鉄道と組み合わせることで、納豆を水戸の名物として一気に広めたのです。
そして、このことが「納豆=水戸」のイメージを全国に広めるきっかけとなりました。
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茨城県の育成品種「納豆小粒」
これで「納豆=水戸」つまり「納豆=茨城県」というイメージが世間に定着したきっかけがわかりました。
ただしイメージだけで明治中頃から現代に至るまで「納豆といえば茨城県」を守り通すことはできません。
納豆が食品である以上は、茨城県のものが美味しくなければならなかったはずです。
そして、茨城県の納豆が美味しいと考えられる理由の一つが茨城県の育成品種である「納豆小粒」という小粒大豆です。
この品種には以下の特徴があります。
納豆小粒の特徴
- 小粒で米にからみやすい
- 糸引きがよい
- 豊かな風味
- 優れた口当たり
納豆は温度などの環境条件こそ必要とはいえ、大豆と納豆菌という2つの原料から作られます。
そのため結局のところ、どれだけ美味しく、納豆に適した大豆を原材料として使うことができるかが納豆の味を大きく変えるのです。
この点、納豆に適した原材料である「納豆小粒」の存在は、「納豆=茨城県」のイメージをより強固なものとすることに役立ったはずです。
食事として食べるものである以上、美味しくなければ消費者は離れていってしまいますからね。
このように茨城県の納豆が美味しい理由としては、納豆小粒の存在が挙げられます。
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納豆の生産量一位も茨城県
茨城県は納豆の生産量が日本一です。県内には納豆を作る業者の数も多く、このことも茨城の納豆を美味しくする要因となっていると考えられます。
業者の間で競争が起こり、優れたものが残ったと考えられるためです。
ちなみに納豆の1人あたりの消費量は茨城県が一位ではありません。
平成29年における納豆の消費量一位は宮城県です。
そして茨城県は10位となっています。
このように茨城県は納豆の生産量こそ一位ですが、消費量はまた別の話なのですね。
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お取り寄せ可能!茨城県の美味しい納豆5選
さて、茨城県の納豆が美味しい理由がわかったところで、お待たせしました、ここからは同県が誇る美味しい納豆を5つ紹介していきます。
すべてお取り寄せができるので、納豆が好きな人はもちろんのこと納豆に苦手意識を持っている人にも食べてほしいと思います。
正直なところスーパーでよく売られている大手食品企業の納豆はどれも美味しいです。
しかし、茨城県を代表する納豆の中にはそれらを凌ぐ美味しさ・風味の良さを持っているものがあります。
あなたも気になるものがあれば、ぜひともお取り寄せしてみてください。
舟納豆
引用:https://www.funanatto.co.jp/products/detail.php?product_id=296
茨城県を代表する納豆として、丸真食品の「舟納豆」を挙げないわけにはいきません。
こちらは昔ながらの製法で作られる、まさに茨城県の歴史を物語る納豆ということができます。
そして、茨城県の美味しい納豆の基準ともなる味わいです。
これから様々な納豆を試していこうと考えている場合は、舟納豆と比較するかたちで食べていくことをおすすめします。
味わいは正統派の一言。
選りすぐられた美しい大豆を使っており、豆の豊かな風味とほろほろとした優しい食感を楽しむことができます。
ちなみにお値段は上記画像の15本セットで、2,910円(税込)となります。
天狗納豆
引用:http://www.tengunatto.com/shopdetail/000000000004/g-wara/page1/recommend/
こちらも茨城県を代表する納豆の老舗、天狗納豆株式会社の「天狗納豆」です。
せっかくだから藁に包まれた本格的な納豆を食べてみたいというときに重宝します。
天狗納豆株式会社は創業100年を超えるため、その味わいは折り紙付きなのです。
粒が小さめであるため、かき混ぜることで強い粘りと旨味を生じます。
それがご飯の粒とよく絡まり、口の中でとろけるような味わいを楽しむことができるのです。
上記画像のわら納豆5本束は972円(税込)となります。お値段は非常に手ごろですね。
吟醸納豆ふくふく
こちらは株式会社フクダの「吟醸納豆ふくふく」です。
同社の看板商品であり、農薬不使用・化学肥料不使用の徹底したこだわりのもとで作られています。
その味わいは藁の香ばしい香りに大豆のふくよかな香りがあわさり、藁納豆独特の強い粘りと相まって、素晴らしいの一言。
しかし豆は柔らかめなので、小さな子供でも食べやすい高級納豆となっています。
上記画像の藁納豆1本で1,200円(税込)です。
ちなみに1本に300グラムの納豆が入っているため、家族全員で食べることのできる量となっています。
黒粒納豆
引用:https://www.funanatto.co.jp/products/detail.php?product_id=215
こちらははじめに紹介した舟納豆と同じ丸真食品が作る「黒粒納豆」です。画像からわかるとおり、黒豆を使用しているところに最大の特徴があります。
黒豆を食べたことがないと味わいをイメージしにくいとかもしれませんが、この納豆には以下の2つの特徴があります。
もっと詳しく
- 納豆の香りが弱い
- 黒豆特有の上品な口当たり
そのため納豆を苦手とする人でも意外なほど美味しく食べることのできるものです。
1パック572円(税込)と、納豆にしては高級ですが、一度試してみる価値はおおいにあります。
この上品な口当たりと風味を知ると、納豆のイメージが大きく変わるかもしれません。
そぼろ納豆
さいごは少し変わり種ですが、有限会社トーコーフーズの「そぼろ納豆」です。
そぼろ納豆とは、切り干し大根を入れた味付きの納豆であり、茨城県で古くから親しまれているものです。
こちらのそぼろ納豆は大正時代から受け継いだ独自配合の調味タレで味が付けられており、食事にはもちろんのこと酒の肴としても大活躍します。
これを茨城県の地酒とともに飲むと、ため息が漏れるほど。
食べたことのない人はぜひともそぼろ納豆を一度は試してみてください。
素朴ながらも洗練された味わいは多くの人の心を揺らすはずです。
まとめ
今回は茨城県の納豆について紹介しました。
いかがだったでしょうか?茨城県の納豆を試してみたいと感じましたか?
茨城県の納豆の歴史は古く、明治時代のマーケティングと納豆に適した大豆である納豆小粒の存在が功を奏したこともあって、今では「納豆=茨城県」のイメージです。
そして、そのイメージは伊達ではなく、県内には全国のスーパーで市販されている納豆とは一線を画する美味しい納豆が数多く存在しています。
今回おすすめした5つはぜひとも食べてほしい逸品です。
あなたもぜひとも茨城県のものを試し、納豆の奥深さを知ってみてください。
きっと今よりもっと納豆が好きになるはずですよ。