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奥が深い日本の国産線香花火!その名前や種類と楽しみ方!

線香花火は火をつけてから火球が落ちるまで4回変化するって知ってますか?

今から教える3つのポイントを押さえれば線香花火が普段より長持ちして線香花火の変化が楽しめます。

線香花火の燃え方は4回変化する。

火をつけてから大きな火の球ができるまでを「牡丹(ぼたん)」


火花が大きく飛び出しているところを「松葉(まつば)」


少し火花がたれさがったところを「柳(やなぎ)」


最後に火花がパチパチして消えるまでを「散菊(ちりぎく)」

この4つの変化が起こる仕組みですが、火球の変わり方は、火薬に含まれている3つの薬品がカギとなります。

「①木炭 ②硫黄 ③硝酸カリウム」

火をつけることでこの3種類の薬品が化学変化を起こすんです!燃焼し始めると酸素が入り込み火花が徐々に大きく変化していきます。3種類の薬品の微妙な調合が熟練の技となるのです。

日本の国産線香花火

手練れが作る線香花火は、途中で火の玉が落ちず最後まで美麗なる火花を放ち続けます。特に注意を払うのが、火の玉を受け止める「首」です。ふくらんだ風船に針で文字を描くように、人差し指と親指に全神経を集中させ、強弱をつけながら撚っていきます。

線香花火に使われる火薬は0.08gわずか100分の1グラムの増減で、燃え方が大きく左右されます。もっともシビアで、繊細な花火といわれています。

線香花火は奥深い調合!ワイン同様 熟成すると良い。

ワインと同様、線香花火も「熟成」によって味わいが深まります。時を経た線香花火は、どこかやわらかく、温かみのある火花を散らします。2~3年ほど熟成させた松煙はさらりとした質感になり、他の素材とよくなじむので、安定した火花を作り出すのです。

東西の線香花火の種類と名前

線香花火は東西で、形だけでなく名前も違うのです。線香花火は燃える時の姿から牡丹とも呼ばれるが、西では「スボ手」、東では「長手」と呼ばれている。

西の線香花火スボ手牡丹

300年変わらない線香花火の原形です。線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが、始まりだと言われています。米作りが盛んな関西地方には、ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に親しまれてきました。

東の線香花火長手牡丹

昔なつかしい線香花火です。関西から伝わる際、関東地方では米作りが少なく紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。そのため、この長手牡丹は関東地方を中心に親しまれ、その後、スタンダードな線香花火として全国に広がっていきました。
スボ手牡丹に比べて燃焼時間が長いのが特徴です。

まとめ

暑い夏の日、家族や友達、恋人と一緒にはしゃいだ後、帰る前に最後にしゃがみこんで身を寄せ合い、小さな花火に火を点けた途端に周囲が急に静かになって、線香花火のパチパチという消え入りそうな音と光だけが響くのです。

線香花火は、どこか少し切なくて、寂しい。でも、その燃える姿はとても綺麗なんです。

夏の夜、線香花火に火を点けて数十秒間に想いを馳せる。そんな時間を、あなたも過ごしてみませんか?

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