この記事のポイント
ディズニーランドで夜にあがる花火の価格は一日で総額いくら?
夏の風物詩といえば、「花火大会」。
夏になると、毎週末各地域で花火大会が開催されますよね。
そして、私達はそんな打ち上げ花火をひと目でも見ようと、ちょっと離れた場所まで足を伸ばし出かけます。
人はなぜそこまで花火の虜になるのか?
それはきっと、夜空に一瞬だけ咲く花火の儚さ、そして夏という季節限定のイベントという「限定・限られたもの」につい魅了されてしまうからでしょう。
打ち上げられる花火を見ると、儚さ、そして夏の終りの気配を察し、突然寂しい気持ちが襲ってきた経験は誰にだってあるはずです。
でも、ちょっと待った!
確かに花火は夏の風物詩ですが、夏に関係なく年中花火を見ることができる場所はあるのです。
花火を見るたびに「夏も終わるな。」とセンチメンタルな気分に浸ってしまうこともありません。
では、夏関係なく1年中花火を見られる場所とは、一体どこでしょう。
そう、夢の国、「東京ディズニーリゾート」!
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ディズニーランドではどんな規模の花火が上がっているのか?1983年から続く花火大会
なんとディズニーリゾートの花火大会は、開園当初の1983年から続いているロングラン・パフォーマンス。
35年以上にも渡り、ほぼ毎晩、園内で花火大会が開催されているのです。
定期的に演目は変わり、開園当初は「ファンタジー・イン・ザ・スカイ」という花火のショーが開催されていました。
シンデレラ城の背に豪華に打ち上げられる花火のパフォーマンスが、毎晩6分ほど繰り広げられていました。
数年おきに演目は変わり、現在は「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」という新作の花火ショーが披露されています。
開園当初から変わらず、シンデレラ城をバックに眩いカラフルな花火が打ち上げられ、壮大なディズニー音楽と共に変わりゆくカラフルなシンデレラ城も堪能できます。
雨の日でも、ほぼ毎晩開催されており時間は、20:30〜20:40の間で、約5分間のショーとなっています。
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ディズニーリゾートで毎晩見られる花火が見れない時期がある?知っておきたい時期を紹介
ディズニーリゾートの花火大会は年中ほぼ毎晩見られます。
「夏以外」は!
「え?夏に花火が見られないって、どういうこと!?」と思いますよね。
決して経費削減で夏は花火を休止しているわけではありません。
夏ならばディズニー以外の場所で花火が見られるから、うちではやりません!という理由で、休止しているわけでもありません。
では、なぜ?
「風向き」が理由で、夏は花火大会を休止しているのです。
過去に、夏の南風で花火の燃えカスが、近隣の住宅街に飛んでしまい、ディズニーリゾートにクレームが入ってしまったことがあるようなのです。その為、安全と近隣近所への配慮を元に、夏の期間は、花火大会を休止しているそうです。
休止期間は、毎年異なりますが、だいたい7月・8月の2ヶ月の間休止になることが殆どのようです。因みに、2019年の花火休止期間はこちら。
花火休止期間
2019年7月8日〜2019年9月1日
夏以外にも、南風が強い日は急遽中止になることもあります。
当日の開催有無は、ディズニーリゾートのホームページ、ツイッターをチェックするようにしましょう。
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ディズニーランドで上がっている1日の総額は?1晩3000万円以上と予想
夏以外は、ほぼ毎晩開催されているディズニーリゾートの花火ショー。
お客目線で言うと、嬉しい限りのイベントですが、「花火にかかる費用は大丈夫なの?」とつい余計なことまで気にしてしまいます。
実際に、そんなお金のことを気にしてしまう人は多くいるようで、インターネットでも、こんな声を数多く見かけます。
Aさん「大人になるにつれ、ディズニーの花火ショーを見るたびに、どれぐらいお金がかかっているのだろうと気になるようになってきた。子供の頃は気にしたこともなかったのに!」
Bさん「夢の国なのであまりお金の話はしたくないのですが、あんなに毎晩派手な花火をあげて、赤字にならないのですか?」
やはり気になるものですよね。
実際、具体的な花火費用は公表されていませんが、噂によると「1晩3000万円以上」の費用がかかっているとかいないとか。
3000万円ですよ!
たった1晩でサラリーマンの平均年収の10倍近い金額が花火とともに打ち上げられるのです・・・。言葉を失ってしまいますよね。
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そもそも花火一発の値段はいくらか?サイズによる金額を紹介
本当に、ディズニーリゾートの花火大会は1晩3000万円もの費用が発生しているのか?
徹底調査する前に、まずは花火一発にかかる費用から見てみましょう。
お察しの通り、花火の価格は花火の大きさによって変わってきます。
サイズによる花火の価格
- 3号玉(開花時の直径60m) 4,000〜5,000円 / 1発
- 4号玉(開会時の直径130m) 5,000〜8,000円 / 1発
- 5号玉(開会時の直径170m) 10,000〜15,000円 / 1発
- 7号玉(開会時の直径240m) 24,000〜31,000円 / 1発
- 尺(10号)玉(開会時の直径320m) 52,000〜80,000円 / 1発
一般的な花火大会で使用される花火は、3号玉〜5号玉。
それ以上大きい花火となると、花火が開いたときの直径が長くなり、花火を打ち上げる場所も広大なスペースが必要となるため、場所も限られてきます。
そのため、都心部などでの花火大会で使用される花火は、殆どが3号玉〜5号玉の間らしいです。
3号玉の場合、とてもお手頃な価格なので個人的に打ち上げたい!と思う方もいるかもしれませんが、花火を購入・打ち上げるためには、「煙火打揚従事者手帳」が必要です。
「煙火打揚従事者手帳」を取得することにより、やっと花火を購入し、打ち上げることができます。
ただ、花火を保管、移動させるためには、さらに別の資格が必要になります。
それが「火薬類取扱保安責任者」という国家資格。
つまり、素人は基本的に打ち上げ花火を購入することも、保管することも、移動させることも許されておらず、個人的に打ち上げ花火を楽しみたい場合は、専門業者に依頼するしかありません。
いくら手の届く金額だからといって、個人的に打ち上げ花火をあげないよう、くれぐれも気をつけましょう。
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花火以外にかかる費用はいくらくらいかかるのか?裏で見えない費用が発生していた
花火大会にかかる費用は、花火以外もあります。
人件費、設備費、警備費等、さまざまです。
最近では、資金不足が理由で花火大会を中止してしまう地域も見かけるようになりましたが、それぐらい負担費用は大きいのです。
隅田川花火大会は、花火打ち上げ費用、警備費、仮設トイレ設置費用などで、合計1億3000万円ほどかかっていると言われています。
花火大会で有料シートが販売されるようになったのも、各地域の資金不足が背景にあります。
ディズニーリゾートの花火ショーも同じで、花火以外にかかる費用があります。
当然のことながら、ディズニーリゾートの従業員たちが、毎晩コツコツ花火をセットして引火しているわけではなく、専門の花火業者に委託でお願いしているので、その費用があります。
また、花火の演出、プラン、エンターテインメント面もすべて委託でお願いしているため、ここでまた多額の委託料が発生します。
さらには、南風が吹いていないか、安全に花火を打ち上げられるか確認するための、専属の気象予報士がディズニーリゾートでは常駐していると言われています。
人件費以外にも、機械・装置費も発生しますよね。
花火と共に流れるディズニー音楽の音響費、さらには花火にあわせてライトアップされるシンデレラ城のシステム照明費。これらも毎晩多額の費用が発生しているに違いありません。
花火の金額が公表されていないの?現役花火師が値段を予想
では、実際にディズニーリゾートの花火大会は、毎晩3000万円以上の費用がかかっているのか見てみましょう。
基本的に、ディズニーリゾートは花火の打ち上げ数を発表していません。
ただ、開園当初に行っていた演目「ファンタジー・イン・ザ・スカイ」の花火打ち上げ数は、300発という情報は残っています。
今もこの打ち上げ数で、花火をあげているとしましょう。
一般的な花火大会の花火のサイズは、3号玉〜5号玉と言われているので、ここは中間の4号にしておきます。
花火のみの金額
8000円(4号玉) x 300発 = ¥2,400,000
毎晩、240万円分の花火が打ち上げられているのです。
車1台分ですね。
ここからは、電気代・人件費を見ていきますが、当然のことながら実際にディズニーリゾートの花火大会に携わっているスタッフの人数、消費電力等は公開されていません。
なので、ディズニーリゾート(シーとランド)で1日にかかる諸経費を見ていきたいと思います。
まずは、電気代です。
ディズニーリゾートの1日の電気代は、1140万円と言われています。
月の金額ではなく、1日の電気代です!
これは、一般世帯5万戸分の電気代と言われています。
次に人件費。
2011年度のディズニーリゾートの人件費は、年間500億円でした。
つまり、1日に1億4000万円ほどの人件費がかかっているのです。
もちろん全員が毎晩行われる花火ショーに携わっているわけではありませんが、それでもこの人件費は無視できない金額です。
最後に、エンターテインメントの投資額。
ショーの開発やメンテナンスにかかる費用を指しますが、これはなんと年間300億円かかると言われています。
つまり、1日8000万円ほどかかっているということです。
乗り物やショーにかかる費用であって、花火にだけかかる費用ではありませんが、間違いなく花火にまつわる費用もここに多く含まれています。
打ち上げ花火にかかる費用が、240万円。
ディズニーリゾートの一日にかかる電気代が1140万円。
人件費が1億4千万円。
設備費が8000万円。
これらの数字を見ると、ディズニーリゾートの花火大会にかかる費用が1晩で3000万円という噂も事実な気がしてきます。もしくは、3000万円以上かかっているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
夢の国のディズニーリゾート。
エレクトリカルパレードで使用されている電球の数も公表されていないほど、現実的なお金にまつわる情報は閉ざされたままです。
ただ、パークに来園するお客を楽しませようとするディズニーリゾートのサービス精神は、プライスレス。
シンデレラ城をバックに打ち上がる花火を見て、つい「¥マーク」が頭の中に浮かび上がってきてしまいますが、ここは純粋な心で花火を楽しむことが一番良いのでしょうね。